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今月のときめきの富士

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11月のときめきの富士

 

2012年4月29日02時59分


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峰 の 翼

飛ぶぞ!
5月13日 二合目より
 五月の連休が明けるのを沢山の人が待っている。
富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社の横の道が二合目まで通れる様に一合目のゲートが開くからだ。近年、二合目にある新屋(あらや)山神社奥宮が霊験あらたかな神社としてネットで全国に知られ、うちのサロンでもおいでになるお客様に紹介している事も有り、人々は二合目に向けて車で走る。

 登って行っても山林しか見えない。
不安になって大丈夫かなと思う頃に奥宮が出現する。宮司さんもいてお祓いをして下さる。何度も参詣する人が多い、という事はお礼参りが多いという事かもしれない。

 その奥宮の先に天地のエネルギーが繋がる聖地が有り、私の憩いの場所にもなっている。富士吉田に行って晴天の日は昼までここで瞑想している事もある。峰の向こうからどんどん雲が湧いて来る。面白い事に峰の頂上から放射状に広がる事が多い。

 気分は初夏である。
昔はまだこの時期の中腹は春の季節だった。今では新緑が勢いを増して色を濃くしている。この仕事をしていると地球温暖化は身近に感じる事ができる。熊が出るらしい。秋にはこの下の谷に親子熊がいるのをトレッキングしていた人が確認した。

 大きな雲が出た。
富士山の上空は南アルプスから吹く風が峰の雪を経て、気温の変化と激しい風を受けて色んな雲が湧きやすく、形は刻々と変わり、左の方角にある駿河湾からの上昇気流も絡んで、観ていると時の経つのを忘れるほどだ。背中から頭上を超えて山の向こうに移って行く太陽の光を真っ正面に浴びて座して瞑想する。

 瞑想は唯一つ。
生きとし生けるもの、いのち輝き、喜び実り、生かして頂いてありがとうございます。のみで良い。光の柱が立って自分が宇宙エネルギーと繋がっているのが感じられる。至福の時である。

 富士山に翼がついた。あれに乗って飛んで行こう。心の旅はやがて地球の外に出て青い地球を観た。ギャラクシーを巡って星々の間を抜け、目を開けると「楽しかったかい?」とにこにこ笑って目の前にそびえていた。