地質学者であり、環境考古学でも有名な安田喜憲先生(富士山世界遺産の時静岡側担当、三保の松原を入れた功績は有名)が今回オープンするふじのくに地球環境史ミュージアムの館長に就任するとのことでお祝いに行ってきました。 |
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テープカット。 左から、安田喜憲先生 、石田秀輝先生、川勝平太知事、吉川雄二県議長、天岸祥光先生 |
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同施設は静岡大学近くにあった静岡県立静岡南高等学校をそのまま博物館に転用しています。ですから、教室が展示室だったり、イスやテーブルが展示台だったりします。
展示物の傾向は、南方熊楠を意識しているかのような印象を受けました。 つまり、静岡県の様々な自然物や化石などをダーッと集めた展示内容になっており、そのテーマそれぞれに研究者が付くという施設になっています。 |
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廃校を利用することでお金を掛けずに博物館ができるという事例を作りました(数億だそうで)。地元にこういう施設の一つは欲しいですね。 それより特筆することは担当に一流の専門研究者を日本中から集めたそうですが、分野ごとの公募に何十人も集まった結果、安く上がりそうとのこと。うーん、この分野の学者になっても大変なのかなぁ… そういった意味でも地方地方にこのような施設は必要だと思います。何より地域ごとの展示物は数限りなくありますからね。 今、地域ごとに「南方熊楠」の存在は必要不可欠なんだろうと思った次第でした。
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