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勝山記 131-132

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勝山記 131-132

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No.9369 勝山記 131-132

投稿日:2025年11月27日23時27分

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投稿者:冨士御室浅間神社 場所: 作成日:2015年12月16日17:03 勝山記
作品データ:Canon-Canon-PowerShot-G1-X / 15.1mm(35mm:) / F5.6 S1/60
 弥宜キ衆地下衆ノ主モチ不申者、
 過代銭ヲ懸ケ候テ、皆々ナケキ
 申候事不及二言説ニ

〇天文廿三年 甲寅
 此年正月雪水富士山ヨリ
 出テ申候事正月、貳月三月マテ
 十一度出テ申候、餘ノ不思議サニカキ
 ツケ申候、世間ノ福貴致候事
 先代ニ無御座候、六月道者ハ無御
 座候、代ヲヱリ申候事、先代未聞ニ


 無御座候、去程ニ賣買ハヤソク
 候ヘ共錢ケカチニテ候、此年ノ草サ
 ヲイ三十年以来ニ無御座候、人々
 ナヤミ申候無限、ハラヲ煩イ候テ
 タイカイ死去申候、此年ノ七月
 駿河ノ屋刑様、相州ノ屋形様ノ
 御息女様ヲムカイ御申候、御供ノ
 人数ノキラメキ、色々ノモチタウ
 ク我々ノ器用程被成候、去程ニ
 見物先代未聞ニ御座有間敷候、
 承取渡シハ三嶋ニテ御座候
画像管理者勝山記からコメント

 弥宜の衆、地下衆の主であっても持ちこたえられぬ者があり、
 過代銭を課され、皆々が嘆き
 申すこと、言葉では言い尽くせない。

〇天文廿三年 甲寅
 この年、正月に雪水が富士山より
 出たことが、正月・二月・三月まで
 十一度あった。その余りの不思議さに書き
 留めた。世間の福貴が行き渡ったことは
 先代にはなかった。六月には道者は無く、
 代を得ることも、先代未聞であった。

 無かった。そうして売買は安かった
 が、銭は高値であった。この年の草の
 生え具合は三十年以来になく、人々は
 悩むことが限りなく、腹を病んで
 大概が死去した。この年の七月、
 駿河の屋形様が、相州の屋形様の
 御息女を迎えられた。御供の
 人数のきらびやかさ、さまざまな持ち物の
 豪華さは、我々の力量ほどに整えられていた。そうして
 見物は先代未聞であった。
 受け渡しは三嶋にて行われた。
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