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勝山記 75-76

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勝山記 75-76

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No.9339 勝山記 75-76

投稿日:2025年11月27日23時21分

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投稿者:冨士御室浅間神社 場所: 作成日:2015年12月16日16:50 勝山記
作品データ:Canon-Canon-PowerShot-G1-X / 15.1mm(35mm:) / F5.6 S1/50
 此年十月廿四日未尅ニ當テ富士大石寺
 御堂自火ニテ令焼失、先三日ノ間天井
 ヨリ血ナカレテ焼ト不思議ノ奇禍也

○永正九年 壬午
 去年ヨリ賣買無シ、銭モヱル故ニ米ハ八十
 小麦ハ七十賣リ候、三月十八日十九日
 雪両日降積ル事四尺、通路悉トマル
 賣買無故ニ世間大ニツマル、シヲハ四十文ニ
 酒ハ十文ツヽ、ホシハ百文四連六連賣
 ナリ、且帋ハ一速ヲ百五十文ニ賣ナリ
 此年二月時正ニ立正寺ニテ七日御本寺
 聖人御弘通アリ、雨シケク〆當海イヨイヨ
 満チ候、又卯月十九日カミナリ大ニ成ル
 其日酉尅ヨリクラミ法祐寺ノ大門ナル
 大椙モユル事無限、是ヲ驚人々祈禱
 詫宣スルコト無限、浅間大卉〔菩薩〕ハ摩蝎


 皇ト弓箭ヲ取リ大卉〔菩薩〕マケ玉フテ如此、
 其ノシルシニモユルト申成候、イカヤウ物怪也

〇永正十季 癸酉
 此年咳病世間ニハヤル事大半ニ過タリ
 銭ヲエル事無限、賣買ヤソシカウ人ト
 希也、此年耕サク何ニテモ悪物一本モ
 無之廿分ニ出来ス、此季天下ニタウモト言ウ
 大ナルカサ出テ平愈スル事良久、其ノ形
 解ハ癩人ノ如シ、食ハ達者ノ百ニス丶、ムナリ、
 當年ハ世間富貴スル事言説ニ不及
 銭ヲカタクヱル間賣買ハ以外ニヤソシ
 此年河内ノ穴山道義入道殿子息
 清五郎殿ニ打レサセ玉フ、米ハ九月マテ二升
 五合也、能クカヱハ三升モ賣也、此年
 光長寺旦方、中坂〔籠坂〕ヲ越申サレ候
画像管理者勝山記からコメント

 この年十月二十四日、未の刻にあたり富士大石寺の
 御堂が失火によって焼失した。先の三日の間、天井
 より血が流れ、焼けたという不思議な奇禍であった

○永正九年 壬午
 去年より売買は無く、銭が得られぬため米は八十、
 小麦は七十で売られた。三月十八日・十九日の
 両日、雪が降り積もり四尺となり、通路はことごとく止まった
 売買が無いため世間は大いに行き詰まり、塩は四十文、
 酒は十文ずつ、干物は百文で四連・六連売りであった
 また紙は一束を百五十文で売られた
 この年二月、時正に立正寺にて七日、御本寺の
 聖人による御弘通があった。雨がしきりに降り、当海はいよいよ
 満ちた。また卯月十九日、雷が大きく鳴り
 その日酉の刻より暗くなり、法祐寺の大門にある
 大椙が燃えること限りなかった。これに驚いた人々は祈禱し
 詫宣することが限りなかった。浅間大卉〔菩薩〕は摩蝎
 皇と弓箭を取り、大卉〔菩薩〕が負けられてこのようになったと
 その印として燃えると申した。いかなる物怪であろうか

〇永正十季 癸酉
 この年、咳病が世間に流行し、過半に及んだ
 銭を得ることが限りなく、売買は安く、買う人は
 少なかった。この年、耕作はいずれも悪く、作物は
 一つも良いものがなく、二割ほどの出来であった
 この季、天下に「たうも」と言う
 大きな瘡が出て、治ることは良かったが、その形は
 癩人のようであった。食は達者な者の百に一つほどであった
 当年は世間が富貴であること言い尽くせず
 銭を堅く得られたため、売買は非常に安かった
 この年、河内の穴山道義入道殿の子息〔伊豆守信県〕
 清五郎殿が討たれた。米は九月まで二升
 五合であったが、よく替えれば三升でも売られた
 この年、光長寺の旦方が中坂〔籠坂〕を
 越えられた
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