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勝山記 69-70

四季楽園
展望随一の三ツ峠開運山直下に位置する山小屋

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勝山記 69-70

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No.9336 勝山記 69-70

投稿日:2025年11月27日23時21分

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投稿者:冨士御室浅間神社 場所: 作成日:2015年12月16日16:48 勝山記
作品データ:Canon-Canon-PowerShot-G1-X / 15.1mm(35mm:) / F5.6 S1/50
 勢衆十月三日夜チリチリニケテ皆死、
 極月小カンノ内ニマムシ雪中ニ出テ人ノ足
 邊ヲ廻ル、又カエル飛ヒマハリテカンニツメ
 ラレテ死、余リ不思議サニ書置申也

〇文亀二季 癸亥
 此年ハ世中凶、悪風八月吹テ耕作
 事外也、冬雪フラス、浅間ノ宮へサル下テ、
 一両日木林ヲ遊行シテ失ル、キツ子人ニ成テ
 人ノ家ニ来リ、又キツ子、人ニクイツクナリ

〇文亀三年甲子
 此季カツラ山〔葛山備中守〕孫四郎殿冨士上方ノ梨
 木沢ニテ生害ス、又此年常在寺日印様
 五月廿二日死去、八月卅日夜シモフリテ十
 分ノ世ノ中ナニモ無クアイタリ、當海十二
 月十七日ヨリコヲリ始テ、三月ノ近マテトケス、
 海少モアカス厚サ一、二尺ニコヲリテ人ノ

 往返遊行スル事無限、冬中日テリ正月
 二月マテモテリトヲス、冬中雪フラス、

○文亀四季 乙丑
 此年始ノ三月マテ雪フラス、世間事ノ外
 ツマル、此年舟津ツツノ口ヲ、小林尾張入道殿
 本之ノフサキ玉フ処ヲ取アケ玉ヘハ花タテノ
 カケナトヲホリ出玉フ、大クい水ヲ引也
 海ヒル事無限、此年季号ハ賛ルナリ

永正元年
 此年富士山ニ六月七月両月ニ雪五度フル
 作毛ヒヱカイソン、大ヒテリウロノ水ヲ祢宜
 殿下テコヲリヲ、ヲカレ申候カ、四、五日トケス
 其ノ日雨フル、武州ニハ子スミ多クノシテ、ハヤリ出テ
 ヒルイモチノ女ヲ食死シテ、其ノ処ノ備食物ヲ
 ハム、子コヲ子スミ皆皆食ヒ死ス、此年大雪
 四尺ニフルユヱチコノ国ヨリコホウ関東へ向玉フ、
 十一、十二月ノ両月ナリ、武蔵国両上椙
画像管理者勝山記からコメント

 勢衆は十月三日の夜、散り散りに逃げて皆死んだ
 極月の小寒の内に、まむしが雪の中に出て人の足元を
 回り、また蛙が飛び回って寒さに詰められて死んだ
 あまりの不思議さに書き置いた

〇文亀二季 癸亥
 この年は世の中が凶で、悪風が八月に吹き
 耕作ははなはだ悪かった
 冬に雪は降らず、浅間の宮へ猿が下りて
 一両日、木林を遊行して失せた
 狐が人となって人の家に来たり
 また狐が人に食いつくことがあった

〇文亀三年 甲子
 この季、桂山〔葛山備中守〕孫四郎殿が
 富士上方の梨木沢にて生害された
 またこの年、常在寺の日印様が
 五月二十二日に死去された
 八月三十日の夜に霜が降り、
 十分に世の中は何もなく空いた
 当海は十二月十七日より凍り始め
 三月の近くまで解けなかった
 海は少しも明かず、厚さ一、二尺に凍り
 人の往来・遊行が限りなかった
 冬中、日が照り、正月・二月までも照り通し
 冬中、雪は降らなかった

〇文亀四季 乙丑
 この年、初めの三月まで雪が降らず
 世間はことのほか行き詰まった
 この年、舟津・筒ノ口を
 小林尾張入道殿が
 本の塞きとされた所を取り上げられると
 花立ての掛けなどを掘り出され
 大きく水を引いた
 海が干上がることが限りなかった
 この年、季号は用いられた

永正元年
 この年、富士山に六月・七月の両月に
 雪が五度降った
 作物は稗が皆損ない
 大日照りで鱗の水を
 祢宜殿下で凍らせて置かれたが
 四、五日解けなかった
 その日に雨が降った
 武州では鼠が多く繁り出て
 流行し、昼芋の女を食い殺し
 その所の備えの食物を食い荒らした
 子も鼠も皆食い死にした
 この年は大雪が四尺降ったため
 越後の国より乞食が関東へ向かった
 十一・十二月の両月であった
 武蔵国両上椙
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