富士山と富士五湖の情報局

老松のある里宮

老松のある里宮

 冨士御室浅間神社里宮は天徳2年(今から1,037年前)に造られたと言う伝承のある由緒正しい神社ですが、この神社には古い割合には大木がありません。大正時代までは松の大木が相当あり荘舷さをたもっていましたが、明治の増水で弱っていた松の木は遂に枯れてしまいました。この写真は何本かの老松が残る里宮の風景です。

(写真は冨士御室浅間神社提供)

明治43年の大増水

明治43年の大増水

 流れ出すところがない閉鎖湖である河口湖は、昔より度々大増水を繰り返していましたが、明治時代にはこの大増水が多く、明治元年から3年にかけて、同23年、同37年、同40年から43年にかけてあり、ことに40年からの大雨は県下に大災害をもたらし、恩賜林下賜の原因となりました。この写真は中村地区です。

(写真は小佐野一誠氏提供)


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