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河口湖美術館の特派員報告

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河口湖美術館の特派員報告





2019年7月30日16時14分


河口湖美術館

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ロートレックとベル・エポックの巴里−1900年

開催中☆展覧会のご案内

【展覧会名】「ロートレックとベル・エポックの巴里−1900年」

【会期】 2019年6月15日〜9月1日

詳しくは

http://www.fkchannel.jp/up_img/exhibition/6/XluLAElXO17h/f_01.pdf

をご覧ください。

☆入館無料の日 2019/8/14

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2014年7月16日18時54分


河口湖美術館

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富士フォトギャラリー新宿

東京は新宿にて富士山写真大賞展をします。
7月18日(金)〜7月31日(木)at 富士フォトギャラリー新宿
http://www.prolab-create.jp/products/gallery_shinjuku.html

■会期=2014年 7月18日[金]−7月31日[木] 日曜休館
■開館時間=9:30−17:00(入館は16:30まで)
富士山写真大賞のこれまでの入選作品から約30点を展示します。
今回作品を展示するかたは、有川昌子さん、石原康司さん、、大貫正一さん、小澤里江さん、加藤fさん、小池満雄さん、櫻井治正さん、佐野千秋さん、篠田延夫さん、四ノ宮勝司さん、鈴木和夫さん、鈴木節美さん、鈴木泰子さん、橋三郎さん、塚原勝二さん、豊村ワカコさん、内藤均さん、永井一久さん、中村日出雄さん、中村瑠璃子さん、野村政見さん、広瀬雅英さん、藤澤聖二さん、古川よし子さん、松井秀実さん、矢古宇博さん、山口美文さん、山田英雄さん、横溝要祐さん、吉田好臣さん、渡邊希美子さん、渡辺勝さんです。
どうぞご高覧ください

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2014年3月31日15時02分


河口湖美術館

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昭和洋画壇のきらめき 安井、梅原など−或るコレクションより

歳月人を待たずといいますが、テレビ放送で新元号が「平成」である旨の宣言を茶の間で目撃したのをつい昨日の出来事のように思っていたのに、気がつけばあのときから四半世紀が過ぎて、今日この頃では「戦後」とか「昭和」といった単語の響きに一抹の懐かしさを覚えたりします。

 和製英語でしょうか「アート」などといい、美術表現もいよいよ多様をきわめ、ときに鑑賞者に戸惑いを感じさせる様相少なからずですが、世にいう現代美術にしたところで、それに至る時代時代の試行錯誤の積み重ねがあってのものなのですから、明治期に西洋の油彩画技法や写実表現を受容することに心血を注いだ世代や、そのあとを受けた大正期から昭和期の世代がいて、やがてわが国に独特な「洋画」というジャンルが形成されたことや、油絵具で画布に描く絵画こそが美術の王様だった時代が確かにあったこと、などが思い返されます。

 本展は公益社団法人糖業協会さんのご協力により同協会が長い間収集してこられた作品約60点を展示いたしますが、その顔ぶれたるやまさにオールスターキャスト。昭和の洋画壇を輝かしく彩った錚々たる画家が名を連ねています。珠玉のコレクションをどうぞご覧下さい。

「虞美人草」板に油彩 昭和14年 児島善三郎(1893−1962)
「風景(樹間)」画布に油彩 昭和22年頃 須田国太郎(1891−1961)
「女と犬」画布に油彩 昭和15年 安井曽太郎(1888−1955)
「庭の柿」画布に油彩 昭和14年 牧野虎雄(1890−1946)
「海」画布に油彩 昭和7年 藤島武二(1867−1943)
「鞆津風景」画布に油彩 昭和16年 満谷国四郎(1874−1936)
■展覧会タイトル=昭和洋画壇のきらめき 安井、梅原など−或るコレクションより
■会期=2014年 4月5日[土]−6月15日[日]
■休館日= 4/8(火),4/15(火),4/22(火),5/13(火),5/20(火),5/27(火) 
■開館時間=9:30−17:00(入館は16:30まで)
■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金
■主催=河口湖美術館
■協力=公益社団法人糖業協会

出品作家
藤島武二(1867−1943)
満谷国四郎(1874−1936)
中沢弘光(1874−1964)
和田英作(1874−1959)
熊谷守一(1880−1977)
石井柏亭(1882−1958)
有島生馬(1882−1974)
金山平三(1883−1964)
斎藤与里(1885−1959)
川島理一郎(1886−1971)
清水登之(1887−1945)
小絲源太郎(1887−1978)
梅原龍三郎(1888−1986)
安井曽太郎(1888−1955)
小林和作(1888−1974)
野口弥太郎(1889−1976)
牧野虎雄(1890−1946)
鈴木保徳(1891−1974)
須田国太郎(1891−1961)
中川紀元(1892−1972)
中川一政(1893−1991)
児島善三郎(1893−1962)
曽宮一念(1893−1992)
中山巍(1893−1978)
青山義雄(1894−1996)
高畠達四郎(1895−1976)
里見勝蔵(1895−1981)
林武(1896−1975)
東郷青児(1897−1978)
伊藤廉(1898−1983)
福沢一郎(1898−1992)
鳥海青児(1902−1972)
猪熊弦一郎(1902−1993)
小磯良平(1903−1988)
刑部人(1906−1978)
井上長三郎(1906−1995)
津田正周(1907−1952)
山口薫(1907−1968)
森芳雄(1908−1997)
松田文雄(1908−1971)
麻生三郎(1913−2000)
笠井誠一(1932−)

詳しくは 公式ホームページ http://kgmuse.com/ をご覧ください。

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2013年12月22日15時46分


河口湖美術館

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第15回富士山写真大賞展

■会期=2014年1月1日(水・祝)−3月30日(日)
■休館日=火曜日 ★正月三が日、2月11日(火・祝)は開館します。
■開館時間=9:30−16:30(入館は16:00まで)
■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金
■主催 = 富士河口湖町/富士河口湖町教育委員会/河口湖美術館
■協力 = FUJIFILM
■後援=NHK甲府放送局/山梨日日新聞社・山梨放送/テレビ山梨/ 富士河口湖町観光連盟/KTVケーブルテレビ河口湖/河口湖商工会/(財)富士河口湖ふるさと振興財団
■CREATE/Mamiya/Nikon/岳人/日本カメラ/フォトコン/山と溪谷/株式会社山梨フジカラー
金賞(最高賞)題名:光彩 撮影地:富士吉田 東京都 有川昌子
入選と特別賞(第4位)題名:躍動 撮影地:富士川町 山梨県 大須賀和夫
入選と特別賞(第4位)題名:雲上の夜明け 撮影地:観音岳(鳳凰三山) 山梨県 小俣仁
入選と特別賞(第4位)題名:パンパスグラスと朝富士 撮影地:河口湖大石公園 東京都 篠田延夫
銀賞(準最高賞)題名:暁に映ゆる 撮影地:山中湖 東京都 川和勇夫
銅賞(第3位)題名:夜明け 撮影地:清水吉原 神奈川県 鈴木泰子
入選と特別賞(第4位)題名:光彩 撮影地:富士宮市富士丘 山梨県 中村日出雄
入選と特別賞(第4位)題名:光の三本道 撮影地:御殿場 神奈川県 橋三郎
入選と特別賞(第4位)題名:夜明けの富士 撮影地:北岳 山梨県 広瀬雅英

第14 回富士山写真大賞 審査会
日時 2013 年10 月8 日(火曜日) 10:00 より
場所 河口湖美術館
(審査員)三宅修先生 横山宏先生
(専門業者 ラボ スタッフ)プロラボクリエイト 本間孝さん 田谷武久さん
(専門業者 ラボ スタッフ)山梨フジカラー 深沢春夫さん 渡辺悟さん
(事務局) 河口湖美術館 渡辺吉高他3 名

募集期間 2012/10−2013/09/30 (告知2012/10−2013/09)
応募点数 1,391 点 ( 前年比 120% )
応募人数 439 人 ( 前年比 116% )
男女比 男372 人(85%) 女67 人(15%)
参考
第1 回(1999 年度)642 人2,077 点
第2 回(2000 年度)616 人1,693 点
第3 回(2001 年度)549 人1,543 点
第4 回(2002 年度)522 人1,578 点
第5 回(2003 年度)569 人1,659 点
第 6 回(2004 年度)581 人1,745 点
第 7 回(2005 年度)403 人1,283 点
第 8 回(2006 年度)454 人1,444 点
第 9 回(2007 年度)427 人1,403 点
第10 回(2008 年度)433 人1.391 点
第11 回(2009 年度)446 人1.424 点
第12 回(2010 年度)343 人1.114 点
第13 回(2011 年度)321 人1,016 点
第14 回(2012 年度)379 人1,161 点
今回(2013 年度)439 人1,391 点

応募状況(年齢別)
10 歳代 1 人
20 歳代 13 人( 3% )
30 歳代 27 人( 6% )
40 歳代 30 人( 7% )
50 歳代 59 人( 13% )
60 歳代 148 人( 34% )
70 歳代 141 人( 32% )
80 歳代 17 人( 4% )
無記入 3 人
平均年齢=62 歳 最年少=14 歳 最年長=88 歳

応募状況(県別)
神奈川県 78 / 静岡県 74 / 東京都 54 / 山梨県 50 / 埼玉県 37 / 愛知県 28 / 千葉県 21
茨城県 14 / 長野県 13 / 群馬県 12 / 大阪府 11 / 栃木県 7 / 奈良県 7 / 三重県 6 / 新潟県 4
京都府 3 / 岐阜県 3 / 広島県 3 / 福島県 3 / 岡山県 2 / 石川県 1 / 大分県 1 / 佐賀県 1
徳島県 1 / 富山県 1 / 福井県 1 / 北海道 1 / 宮城県 1 / 山形県 1
@世界文化遺産認定記念 日本の心の美『富士山』を描く名画展−近代日本の日本画・洋画・版画にみる−
■会場=日本橋三越本店7階ギャラリー
■会期=2013年12月27日(金)−2014年1月13日(月・祝)
■主催 = 読売新聞社
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/event10.html

A世界文化遺産登録記念 東海道五十三次と富士山写真展
■会場=笠間日動美術館
■会期=2014年1月2日(木)−2月21日(火・祝)
■主催=公益財団法人日動美術財団
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html

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2011年12月1日20時46分


河口湖美術館

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ヴィック・ムニーズ ピクチャーズ オブ ペーパー

展覧会のご案内

■会期=2011年10月29日(土)−12月24日(土)
■休館日=11/22 , 11/29 , 12/6 , 12/13 , 12/20
■開館時間=9:30〜17:00ただし入館は16:30まで(11月末まで)
     9:30〜16:30ただし入館は16:00まで(12月)
■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金
同時に開催している【広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展】といっしょにご覧いただけます。
■企画協力=nca|nichido contemporary art/art office shiobara

Vik Muniz ヴィック・ムニーズ

1961年 ブラジル、サンパウロ生まれ ニューヨーク在住
1990年代初頭から針金、グラニュー糖、トマトソース、チョコレート、大地、おもちゃ、ダイヤモンド、廃棄物など、さまざまな素材を用いながら、歴史的な事件の報道写真や美術史上の有名な作品を引用表現した写真作品を発表。素材(物質)とイメージの関係性に着目し、素材が本来とは別な価値を帯びる瞬間をアートとして捉えることで制作を続けながら、独自のスタイルを確立した。2008年に制作した”Pictures of Garbage “シリーズの制作ドキュメンタリーフィルム、「Waste Land」(http://www.wastelandmovie.com/) が第83回アカデミー賞ドキュメンタリー部門の最終5作品にノミネートされ、世界各国で広く紹介さた。 2010年、江戸時代に著名な浮世絵師たちの暮らした八丁堀での個展開催に際し、浮世絵にインスパイアされた作品群を制作。自身が幼少期から日本文化に親しみ、浮世絵−特に広重の作品−に感銘を受けてきたこともあって、とりわけ富士山を日本の代表的なイメージと考え、作品のモチーフに選んだ。本来は支持体である紙を表現媒体そのものへと転化し、色の版を重ね合わせて作られる浮世絵のプロセスを、切り抜いた色紙の層によって再構築した作品は、浮世絵に慣れ親しんだ私たち日本人の目にも新鮮な印象をもたらす。
2011年5月、『2010 SUNDANCE Film Festival, Park citiy, UTA, USA』、『Panorama International Film Festival, Berlin』、『AMNESTY International Berlin Film Festival』、『「ida」Documentary Award 2010, Los Angeles, USA』の活動が高く評価され、ユネスコ親善大使に任命された。

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◆会場=河口湖美術館 401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170 電話0555-73-2829
◆アクセス=・富士急行河口湖駅から路線バス「甲府駅行」「大石プチペンション村行」のバス停「河口湖美術館前」下車徒歩約7分 ・河口湖周遊レトロバスのバス停「河口湖美術館」下車すぐ ・中央自動車道河口湖I.C.から約15分 無料駐車場有り
◆連絡先
河口湖美術館 tel 0555-73-2829 fax 0555-76-7879
http://www.fujisan.ne.jp/kgmuse/
kgmuse@tiara.ocn.ne.jp(担当 学芸課 渡辺吉高)

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2011年4月18日04時01分


河口湖美術館

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展覧会のご案内

所蔵品展 富士山の絵画・版画・写真/特集展示 ルオー【ミセレーレ】


■会期=4.2−6.12
■休館日=火曜日(★5/3は火曜日でも開館)
■入館料=一般・大学生 800(720)/高校生・中学生 500(450)※( )内は8名以上の団体料金
主催=河口湖美術館

●所蔵品展
河口湖美術館の富士山コレクションのうち日本画、洋画、版画など約60点を展示。
主な出品作家
足立源一郎 渥美芙峰 伊藤應久 伊藤孝之 歌川国芳 歌川重宣 歌川広重 大矢十四彦 奥谷博 加倉井和夫 笠松紫浪 葛飾北斎 川瀬巴水 岸野圭作 北蓮蔵 小林清親 櫻井孝美 高野 史静 高橋弘明 高橋力雄 田村一男 田村孝之介 中林忠良 野上魏 萩原英雄 吹田文明 福井良之助 本間正英 松尾敏男 松崎良太 松本哲男 宮下登喜雄 森川翠水 森田茂 吉田千鶴子 吉田博 吉田穂高 和田英作

●特集展示 ルオー【ミセレーレ】
フランス20世紀絵画の巨匠と名高いジョルジュ・ルオーは、一方で版画家としても重要な作家であり、生涯のうちいくつかの連作版画を世に送りましたが、今回は当館が所蔵する、ルオーの最大にして最高のシリーズと誉れ高い「ミセレーレ」全58点を一挙に公開します。敬虔なキリスト教徒だったルオーの宗教観、人生観を集大成させた、ルオー畢生の大作です

ジョルジュ ルオー Georges-Henri Rouault
1871.5.27-1958.2.13
 コンミューン動乱のパリに生をうけた。父は家具職人、母方の祖父が熱心な版画コレクターだった。14歳でステンドグラス職人の徒弟となって修行しながら装飾美術の学校に通った。19歳の時に国立美術学校に入学し、指導にあたった象徴主義の画家ギュスターヴ・モロー
(1826-1898)の寵愛を受けつつ学んだ。余談だが、師であったモローが死去し、その邸宅と作品は国家に寄附され、1903年モロー美術館となったが、ルオーはその初代館長に任命された。 30歳になった頃から道化師や娼婦などを主題にした荒々しい筆致の作風を示すようになり、やがて敬虔なカトリック信者であるがゆえの静けさへ、さらに聖なる歓喜へと高まってゆき、40歳代後半になる頃には宗教的主題、特にキリストの受難を多く描くようになった。1916年、画商ヴォラールと契約を結び、この時期版画制作に専念した。晩年に至る頃には巨匠として大きな評価をもって讃えられ、欧米各地の美術館で大規模な回顧展が行われた。1947年ベルギー王立アカデミーの会員。1953年ローマ教皇より聖グレゴリオ勲章を授勲した。パリの自宅で死去。国葬がいとなまれ、時の文部大臣ビリエールらによる追悼演説があったという。激しい筆づかいや強烈な色彩表現によってか、いわゆるフォービズムの画家に数えられることもあるが、むしろ表現主義的作風の画家の一人と考えるべきであろう。その作品は、悲惨、善悪、絶望、愛、救済などといった言葉であらわされる彼の深刻な世界観の表出であり、
ルオー自身キリスト教徒だったこともあって、世間的にも20世紀最大の宗教画家として認知されている。ルオーは画家であると同時に一方で20世紀の最も重要な版画家の一人であり、生涯のうちに『悪の華』、『受難』、『流れ星のサーカス』、『ミセレーレ』など多くのシリーズ版画をてがけた。


ミセレーレ
ミセレーレMiserereとは「哀れみ給え」の意。「Miserere mei, Deus, secumdum magnam
misericordiam tuamu」(神よ、汝の偉大な慈悲により、我を哀れみ給え)からとったもの。
第一次大戦という人類の惨禍のさなか、1912年に父の死に臨んだルオーはその衝撃と悲しみ
から、この作品を構想した。人生の醜悪な現実のなかで苦悩と悲惨の十字架を背負った人間存在の悲しみや嘆き、戦争の愚かさ、戦争のもたらす悲劇、人間の無力さへの凝視、神の慈悲への絶対帰依、魂の告白と内省など様々な内容を多重構造的に含み込む壮大な造形叙事詩。着想から刊行にいたるまで実に30年の歳月を費やした大作であり。ルオー版画の最大にして最高のシリーズといわれる。

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◆会場=河口湖美術館 401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170 電話0555-73-2829
◆アクセス=・富士急行河口湖駅から路線バス「甲府駅行」「大石プチペンション村行」のバス停「河口湖美術館前」下車徒歩約7分 ・河口湖周遊レトロバスのバス停「河口湖美術館」下車すぐ ・中央自動車道河口湖I.C.から約15分 無料駐車場有り
◆連絡先
河口湖美術館 tel 0555-73-2829 fax 0555-76-7879
http://www.fujisan.ne.jp/kgmuse/
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2010年3月19日18時22分


河口湖美術館

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Rey Camoy 玲没後25年 鴨居 玲 終わらない旅

■会期=2010年4月10日(土)−6月13日(日)
■休館日=火曜日 ★5/4、6/1、6/8は開館します。
■開館時間=9:30−17:00(入館は16:30まで)
■入館料=一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団
体料金
■主催=河口湖美術館 ■協力=財団法人日動美術財団
 もしかしたら不確かなままでしかないのかもしれない、わたしたち人間のそれぞれ
の生。あるとき我執を離れて省みれば、はて、生きる意味とは何なのか、そも自分は
何者なのか−。
 こうした問いはおそらく昔も今も、誰しもが心に秘めている普遍的な疑問なのでは
ないでしょうか。それを絵筆で問い続けたひとりの画家がいました。その名は鴨居
玲。没してはや25年、いまなおその作品は人の心を惹きつけてやまないのです。
 新聞記者の父のもとに生まれた鴨居玲は、金沢で幼年期を、のちに父の転勤にとも
なってソウル、大阪で少年期を過ごしました。戦後まもない時期に新設された金沢美
術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で画家宮本三郎(1905-1974)の教えを
受け、大阪、神戸、ヨーロッパ、南米、と各地を遍歴しながら活動。41歳の時、当時
画壇の登竜門だった安井賞を受賞して一躍脚光を浴びます。その後スペイン中部の小
村、またその後に神戸、と居を移しながら人気作家としての道を歩みますが、高い評
価と賛辞をうけるいっぽうで、生きるがゆえの懊悩にさいなまれてでしょうか、晩年
には周囲に自死を予告して未遂するなどの奇行を繰り返すようになり、57歳の時、つ
いに自らの意思によってその人生を終えます。

 疲れ果てた廃兵、夢とうつつの境を失った酔っぱらい、虚空にたたずむ建造物、皺
にまみれた醜い老人....、暗く重い画面に照らし出されるように劇的に描かれた人物
たちの、眼窩の影に隠れた視線の向かう先を読むことはできない。この画家が描く人
物は実はほかでもない、モデルに仮託した自画像。そして、人々が彼の作品に共感を
おぼえるのは、それがわたしたち自身の姿と重なるからなのです。
 本展では鴨居玲の初期から最晩年に至る、油彩画を中心に約80点の作品を展示いた
します。
鴨居玲 略年譜
1928    金沢市に生まれる。父悠は新聞記者。三人きょうだいの末子だった。
1946 18歳 金沢美術工芸専門学校予科に入学し洋画を専攻。講師だった画家宮本三
郎の教えを受けた。
1948 20歳 第2回二紀展に初出品し、入選。
1949 21歳 父死去。第3回二紀会で入選し同人に推挙された。
1950 22歳 金沢美術工芸専門学校を卒業し上京。会社勤めをしながら二紀会に出品
した。
1951 23歳 勤めていた会社を辞め大阪に転居、母姉と暮らした。
1952 24歳 田中千代服装学園(芦屋市)の講師となった。また、画家田村孝之介が
主宰する六甲洋画研究所で後進の指 導にあたった。
1959 31歳 渡欧。パリで活動。
1961 33歳 帰国。二紀会を退会。
1962 34歳 第6回シェル美術賞展で佳作賞を受賞。
1965 37歳 ブラジル、ボリビア、ペルーを旅しパリへ渡った。
1966 38歳 パリからローマへ渡り帰国。
1967 39歳 退会した二紀会に一般応募者として出品、再び同人に推挙された。
1968 40歳 大阪日動画廊で個展を開催。
1969 41歳 第4回昭和会展で優秀賞を受賞。第12回安井賞受賞。
1971 43歳 スペインに渡り、ラ・マンチャ地方の小村バルデペーニャスにアトリエ
を構えた。
1972 44歳 母死去。
1973 45歳 第27回二紀展で文部大臣賞を受賞。
1974 46歳 パリで初めての個展。第1回東京国際具象絵画ビエンナーレに招待出
品。スペインからパリへ居を移した。
1975 47歳 アメリカで最初の個展。
1977 49歳 帰国。神戸に居を構えた。 第20回安井賞で選考委員を、また二紀会委
員をつとめた。
1979 51歳 第1回明日への具象展に実行委員として出品。
1980 52歳 神戸市文化賞を受賞。
1981 53歳 第3回日本秀作美術展に出品。
1984 56歳 母校である金沢美術工芸大学で非常勤講師として講義を受け持った。
1985 57歳 神戸の自宅にて死去。
◆会場=河口湖美術館 401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口3170 電話
0555-73-2829
◆アクセス=・富士急行河口湖駅から路線バス「甲府駅行」「大石プチペンション村
行」のバス停「河口湖美術館前」下車徒歩約7分 ・河口湖周遊レトロバスのバス停
「河口湖美術館」下車すぐ ・中央自動車道河口湖I.C.から約15分 無料駐車場有り
◆連絡先
河口湖美術館 tel 0555-73-2829 fax 0555-76-7879
http://www.fujisan.ne.jp/kgmuse/
kgmuse@tiara.ocn.ne.jp(担当 学芸課 渡辺吉高)

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2009年10月2日12時11分


河口湖美術館

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展覧会のご案内

◆展覧会タイトル =
(サブタイトル1)巨匠たちが描いた椿の世界 
(サブタイトル2)光琳、乾山から大観、劉生、そして現代
(メインタイトル)椿絵名品展
---------------------------------------------
◆展覧会概要
日本原産の植物であり、桜や梅などとともに日本を代表する花木の一つとして私たちの暮らしに身近な花、椿。古くは日本書紀や万葉集にその名がみられるほど昔から鑑賞の花として愛され、また、室町・桃山時代には茶道、華道の発達とともに深く文化に浸透し、江戸時代には椿に関する専門書も著されたといいす。美術の分野においても、絵画や工芸作品に椿をあしらった作例は数多く見られ、こんにちにおいても椿は日本画、洋画を問わず、多くの画家が好んで筆を執るモチーフの一つです。本展は、江戸時代の尾形光琳、酒井抱一らをはじめ、横山大観、奥村土牛から岸田劉生、竹久夢二、梅原龍三郎など近代・現代の作家にいたるまで、約80点の作品よって

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