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2009年1月更新

山梨の温泉・奈良田温泉

白根館

山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
TEL:0556-48-2711

総合 ★★★★ 山梨県の秘境という感じ。この泉質のためなら出かける価値あり。
泉質 ★★★★★ 個人差があると思うが、ぬるぬる濃い泉質は体ジンジン
設備 ★★★ 趣の意ある宿、内風呂2つと露天風呂。
眺望 ★★★★ 露天風呂からは奈良田湖と山々。

 山梨県にこんな秘境があるのかと思うほど山間部の奥、フォッサマグマの果てだ。下部温泉を通り過ぎ、さらにそこから山奥へ35Kmほど、西山温泉を過ぎ奈良田湖へ。富士五湖から2時間。途中、車1台のすれ違い地域を抜けていくが、危険ではない。
以前、丸山林道で富士山の撮影をした帰り、丸山林道越えで奈良田湖に向かったことがあった。こちらの道は終始1車線で途中にダートがあり、普通車なら底を擦り、このコースは勧められない(行けないわけではない)。無難に身延町経由で奈良田に向かったほうが良いだろう。

 近くに西山温泉があるので泉質が一緒だと思っていたが、こちらは硫黄臭がある。そう言えば近所の公営奈良田の湯もかすかに硫黄臭はしていたが、この白根館の硫黄臭は強いように感じる。ボーリングした湯を使用しているからだろうか?そういえば昔の源泉は湖にあったと言っていた。今は当館にボーリングしてある。

営業時間 13:00〜17:00(日帰り温泉:1000円)
定休日 なし
泉質 ナトリウム・塩化物泉
硫黄臭あり
施設・お風呂 ・内湯2、段階温度調整
・露天風呂
入浴経路 受付を行い浴室へ
浴室手前に飲泉場所あり
脱衣所、カギなしのかごあり
ホームページ http://www.salps.net/user/shiranekan/

奈良田湖

趣のある宿

フロント風景
 述したように昔、丸山林道で奈良田に来たときに白根館入口の「七不思議の湯」という看板に目を留めてはいたが、目的が西山温泉だったので通過していた。あれからずっと気になっていたので、2009年1月に尋ねてみた。西山温泉の無臭の湯を想像していたが、入口駐車場から硫黄臭が漂う。建物の雰囲気は清潔で感じが良い。受付を済ませて浴室へ向かう。途中、飲泉所があり口に含んでみる。塩味と硫黄臭のかなり濃い温泉だ。

浴室へ向かう

飲泉処

内湯

 良田の湯は女帝伝説があり、「今から1300年前考謙天皇が奈良田に御遷居になったときの開湯」と伝えられている。500mの井戸から毎分65リットル程度の湯を汲み上げ浴槽にかけ流している。硫黄を含むナトリウム・塩化物泉は50度近くあるが、熱交換で温度を下げ、内湯43度で段階的に冷めていく構造の浴槽。露天風呂は36度前後で長風呂をするのに適している。
内風呂の浴槽はぬるぬると大変滑りやすく危険なので慎重に行動しよう。湯は湯の華が大量に溢れていて温泉の濃さを証明している(時間で変化するらしい)。かなりの長時間湯に浸かっていると体がジンジンしてきて、効いている感じがひしひし分かる。湯あがり後も2日ぐらい体がジンジンしている感じがある。

 露天風呂の底の石に触れると黒い汚れが付いてしまった。足の裏から尻まで(1日おきに掃除している)。それはそれで愛嬌だが、露天からの展望は垣根越しに奈良田湖が良く見える。帰宅後の体の感じが心地よく、私は何故かここの泉質を気に入ってしまった。他の濃い温泉でも感じなかったことだが、今回が特別だったのかどうなのかは不明である。


奈良田湖の見える露天

ぬるぬるの濃い泉質
 全国の温泉ファンがやってくるようで、今回もテレビを見てやってきたという人がいた。どうやら正月のCSで温泉特集をやっていたらしい。山梨の秘湯で泉質バツグンとのこと。私もその通りの感想だ。テレビを見てやってきた人(宿泊者)も満足しているようだった。
息子さんが「白根館別館 十谷上湯温泉 源氏の湯」をしているらしい。ここに記録しておく。
源氏の湯:山梨県南巨摩郡鰍沢町十谷4249 TEL:0556-27-0224。

周辺地図

〒409-2701 山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
TEL:0556-48-2711


絵・写真・動画・文 久保覚(富士五湖TV)


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